HOME | 会の概要

隊友会の概要

理事長挨拶 

 新しい「令和」の時代が、国民の歓迎を受けて始まりましたことを心からお慶び申し上げます。
このたび、先崎一前理事長の後任として理事長に就任しました。身に余る重責ですが、専心務めを果たす所存であります。
 隊友会は、自衛隊退職者及び予備自衛官等を正会員とする全国組織の団体で、令和2年には創立60周年、公益社団法人移行10周年の節目の年を迎えます。
 会の目的は、「国民と自衛隊とのかけ橋」として、相互の理解を深めるとともに、防衛意識の普及高揚に努め、国の防衛及び防災施策、慰霊顕彰事業並びに地域社会の健全な発展に貢献することにより、わが国の平和と安全に寄与するとともに、併せて自衛隊退職者の福利厚生を増進することであります。
 我が国の安全保障・防衛をとりまく昨今の情勢は、急速に増大する軍事力を背景に現状変更・海洋進出を狙う中国、核・ミサイル開発をあくまで推進する北朝鮮、軍事・経済分野をはじめとする覇権をめぐり対立を先鋭化する米中関係と、一段と厳しさが増しております。
また、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域の軍事面への急速な利用拡大は、これまでの国家安全保障のあり方を根本から変える時代となりました。
このような情勢下、平成28年には「平和安全法制」が施行され、平成30年には新防衛大綱が示されましたが、自衛隊の任務・役割は多様化・多領域化し、新たな次元を迎えております。
 隊友会としても、新防衛大綱に自衛隊の人的基盤強化の一環として「退職自衛官の活用」と初めて記述されましたが、新しい令和の時代に、新たな次元を迎えた自衛隊と国民を結びつける、真の意味での「国民と自衛隊とのかけ橋」を目指し、会員一丸となって、我が国の平和と安全に寄与すべく微力を尽くして行く覚悟であります。そのためにも、現会員に加え、新たに自衛隊を退職される皆様や予備自衛官の皆様が、隊友会の意義を理解され、共に行動していただくことを期待しています。
 おわりに、厳しい環境下で世界各地における国際平和協力活動や国内での諸活動・訓練に励んでおられる自衛隊員の皆様方の任務達成と安全を心からお祈りいたしますとともに、県や支部、地域社会での活動に日々汗しておられる会員の皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。
令和元年6月
折木 良一

理事長略歴■

昭和25年2月10日生
昭和47年3月

防衛大学校(第16期)卒業 

陸上自衛隊入隊
第9師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監、陸上幕僚長、 
統合幕僚長歴任 

平成24年1月

退職 防衛省顧問、防衛大臣補佐官、防衛大臣政策参与
国家安全保障局顧問、国家安全保障局特別顧問歴任

令和元年6月

公益社団法人隊友会理事長(代表理事)