印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |


公益社団法人 隊友会
〒162-8801 東京都新宿区市谷本村町5-1
TEL:(03)5362-4871/FAX:(03)5362-4876

→その他お問い合わせ一覧
→このサイトについて

令和元年度中央防衛セミナー

 111日、隊友会主催の令和元年度中央防衛セミナー(協賛:(公社)自衛隊家族会・(一社)日本郷友連盟・(一財)自衛隊援護協会・(一財)防衛弘済会、後援:防衛省)を、東京都新宿区西新宿の損害保険ジャパン日本興亜(株)本社ビル大講堂において開催しました。

 「多次元防衛力を読む(海洋・宇宙領域について)」をテーマとした今年度の同セミナーは、折木理事長の開演の挨拶に続き、海洋問題研究家で東海大学海洋学部教授の山田吉彦講師に「海洋国家の安全保障」、科学ジャーナリストで日本宇宙フォーラム宇宙政策調査研究センターフェローの寺門和夫講師に「世界の宇宙開発と日本の安全保障」の演題でご講演をいただきました。

 山田講師は、水産庁の船と北朝鮮漁船の衝突事案を取り上げ、国際海洋法の観点から分析すると共に、北朝鮮漁船が日本海の大和堆周辺に進出する理由を考察し、我が国の海洋安全保障の脆弱性を指摘し、更に、我が国としての対応の在り方を提示しました。そして、国土面積は狭い(世界61位)ものの領海や排他的経済水域は広い(世界6位)我が国は、海洋国家として経済的権益を主張するためには、豊富な海洋資源や漁業資源を護るために所要の義務を果たす必要があることを指摘し、また、中国に対して日本列島が持つ地政学的な位置づけの重要性と共に、北極海や中東地区を含めた海洋安全保障に関しても日本が役割を担うべき時代になっていると主張されました。

 寺門講師は、米国のペンス副大統領が国家宇宙会議で表明した「2024年までに月に米国の宇宙飛行士を送る」という発言を受けて現在進められている「アルテミス計画」の特徴を、ケネディ政権期の「アポロ計画」との比較を通じて、その違いや課題などを技術的観点から詳細に説明されました。両計画共に困難とも思える目標を達成することを通じて米国の宇宙領域における技術的優位を確立しようとするものであり、世界におけるリーダーの地位を掛けた宇宙における競争と言う意味では全く同じ状況であるが、競争相手が今は中国であると指摘し、国家一体となった中国の宇宙開発体制を念頭に、宇宙領域における競争の実態の下での我が国の取組みの在り方についての主張が展開されました。

 1645分、盛会のうちに今年度のセミナーは終了いたしました。
 なお、今年度の中央防衛セミナーの講話内容は、来年2月発刊予定の「防衛開眼第46号」に掲載を予定しています。




第46回防衛セミナー

多次元防衛力を読む(海洋・宇宙領域について)」

1 時期
令和元年11月1日(金)
2 場所
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 本社ビル2階大講堂
3 講演
開講挨拶

隊友会理事長 折木 良一

海洋国家の安全保障

山田 吉彦

海洋問題研究家

東海大学海洋学部教授

世界の宇宙開発と日本の安全保障

寺門 和夫

科学ジャーナリスト

日本宇宙フォーラム宇宙政策調査研究センターフェロー



過去の防衛セミナーLinkIcon